金融機関からお金を借りる場合、必ず審査が行われます。審査では借り入れの申し込みをした企業や自営業者の収入状況や事業計画、事業の内容から判断する将来性や過去の負債の状況など、様々な面を見られることになります。長い間結果を待った挙句、結局審査に通らずにお金を借りることができないケースも少なくありません。ファクタリングとは借入とは違った資金調達手段の1つです。
ファクタリングにも審査はありますが、申し込みをした企業や自営業者自体の審査よりも、売掛先の企業のほうが重要視されるのです。そのため赤字続きの企業でも取引先の経営状態が良好であれば、問題なく契約はできるのです。借入とは違って最短で即日で資金を手にできる点もメリットの1つです。契約までに必要な書類を集めたり、場合によっては対面での面談が必要になるケースもありますが、ファクタリング業者の多くは銀行などの融資部門と比較してもかなり早いスピードで結果を伝えてくれるでしょう。
必要になる書類は業者の判断によって違いますが、身分証明書や住民票、印鑑証明、確定申告書、取引先からの入金がわかる通帳のコピー、実際に送っている請求書や取引先との契約書などが必要です。初めて契約した取引先で、まだ入金されたことがないような場合は利用できないこともあります。特に自営業の人で始めたばかりでは入金実績がなく契約を断られてしまうこともあるので、ある程度実績を作ってから申し込みをすると良いです。