さまざまな取引には与信がついて回り、身近なものではクレジットカードの取引があります。カードで支払いをするときは、その場で自分が店舗に料金の支払いをするわけではありません。クレジットカード会社が建て替えをして、店舗側に支払いをしてくれるのです。そしてあとから利用者である自分が、支払い期日までにクレジットカード会社に料金の支払いをします。
一括払いや2回払いは手数料なしで利用することができます。こうした建て替えが可能になる理由は、そこに与信が存在するからです。与信とはいわば信用力であり、これが高ければ高いほど金融商品を利用するときに有利になります。キャッシングから借りるときは、返済できるだけの能力が必要です。
働いていない人は返済能力がなく、与信もゼロだと考えることができます。働いている方は一定の収入があり、その収入からローン返済に回すことができます。つまり社会人にとっての与信とは、安定収入や経済力を指すと考えていいでしょう。少しでも金融機関からの信用をつかむためには、まずは会社に属するなどして収入を得ることが大前提です。
自営業として収入を得るという方法もありますが、会社員や公務員よりは審査で不利になります。特定の組織に属するということは、信用力でありブランドにつながるわけです。一方で絶対にやってはいけないことは、支払い期日までに入金せずに延滞することです。一気に信用を失墜させてしまい、次回以降は利用できなくなる可能性があります。