与信はすぐに得られるものではありません。年単位で時間をかけて少しずつ獲得していく信用です。与信が必要となる代表的な場面はお金を借りるときです。お金を借りるためには、信用力という担保を差し出さなくてはいけません。
ローンの利用において審査が必ずあるのは、信用力の判断をされるためです。与信情報で大原則となるのは、入力した情報に嘘がないことです。氏名や住所、勤務先などを偽ってしまうと、即審査は却下されることになります。金融機関側は嘘をチェックする術を持っており、代表的なのが在籍確認です。
勤務先に個人名で連絡するので、対象者が在籍しているかどうか即わかるわけです。審査を受けるときに事実のみを入力することが、信用力を示す最重要ポイントとなります。続いて精査されるのが収入ですが、これは単なる金額だけを見られるわけではありません。金額に加えて安定性を重視されるので、年収に相違がなくても職業によって審査の通過率は変化してきます。
会社員・公務員が有利になるのは、年収が安定しているからです。まだまだ日本社会では組織に属している人を優遇する傾向があります。個人事業主やSOHOといった方は、審査通過率が低くなるのが普通です。ローンやクレジット利用後においても、定期的に与信チェックがされています。
支払いに滞りがないかチェックされており、たった1日の延滞も履歴として残されてしまいます。10年後の与信をさらにアップさせるためにも、延滞せずに利用することに徹しましょう。